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【専門家インタビューvol.10】野秋みどりさん

鞠小路スタイルの着付け・レッスンを体験してくださった 各業界の専門家の方に専門家視点から鞠小路メソッドを語ってもらうインタビュー。
第10回目は野秋みどりさんです。

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プロフィールを教えてください。

静岡県沼津の自宅で着付け教室を開いている他に、太極拳の講師をしています。
沼津市の武術太極拳連盟に所属している沼津市太極拳連盟に所属していて、沼津日中太極拳グループの教室の講師をしています。
公民館や体育館など、公的なスペースを借りて太極拳を行っています。

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鞠小路スタイルの着付レッスンを受けようと思ったきっかけはなんでしたか。

 ずーっと京都教室のブログを見ていて、なんかすごくいいなと思ったんです。
特にびっくりしたのは、講師養成コースへ行った人が、受けている途中から講師をしていることでした。
私も着付けをずっと習っていて、沼津市内の大手の学園を卒業しましたが、教えることなんてできなかったんです。
技術的にも組織的にも、学園を卒業したての人が教えるなんてとてもできない状況でした。
だからと言って、自分で生徒さんを集めると言うのもとてもできないし、卒業して講師の資格をもらっても教えるなんて夢のようなことだったのに、鞠小路スタイルでは講師養成コースを受講しながらすでに教えていて、卒業した人は当たり前のように教えてるっていうのがすごいなと思いました。

また、初級コースに通っている人も、着物を着て通学しているのが当たり前、しかもその着姿が初心者と思えない着姿。それにびっくりして、凄いなって思いました。

私の知っている一般の大手の着付け教室では、基礎コースを終わったからと言って、実際に着る人が何人いるか?という世界でした。そのようななかで、初級コースに通っている途中から着物で通学している姿に、びっくりというより、これが私が目指す本来の姿だよねとすごく思ったんです。

 

実際にレッスンを受けてみて、鞠小路メソッドで着物を着てみて感じられたこと、野秋さんの視点で感じられたことはなにかありましたか。

 鞠小路スタイルのレッスンで感じたことは本当に色々ありますね。

まず、手順がシンプルで覚えやすいというのが、一つ。
そして、「こういう状態にする、こういう形にしなさい。」ではなくて、「こういう動きをします。するとこうなります。」というその動きを具体的に表しているのがすごくいいと思いました。
例えば、
衿を1センチ出しなさいといわれてだしても、紐をしているうちにずれてくるんですよね。
それは普通にあることなんですよ。
衿を1センチ見せるとか、後ろの半衿を5mm控えると言ったやり方を
こういう手順をしなさい。ほら、衿が出ました。
というように、こういう動きをするとそうなる。という方法でレッスンで教えてもらえるのがとてもいいと思いました。

そして、すべての手順に理由があると言うのもよかったです。
以前の私は、衿を1cm見せて紐をしても、ずれてくる。なんでずれるのかがわからない。言われた通りにやっているのにならないからどうしようもない。
裾合わせも、きちんと裾を合わせてやっているはずなのに、気づくと裾が上がっているんですよ。さっきは合わせたのになんでだろう。となっても原因がわからない。
そういう状態でした。
それが、鞠小路スタイルのレッスンで、
どうしてあがるのか?どうしたら上がらないように着られるのか?という理由がわかってすごくよかったです。

そして、鞠小路スタイルは「教える」やり方が素晴らしいと思いました。
実は太極拳の講師を始めた時、教えることがうまく行かなくて悩んでいたところに、講師養成コースをうけて、初心者に教えると言うことがどういうことなのか。どうやったらうまくいくのかが、ここでかなりわかったんです。

前の着付け学校もそうだし、太極拳もそうなんですけど、太極拳の指導資格をとるのにも、初心者にどうしたらうまく教えられるかと言うことを一切習わないんです。
それで教えなきゃいけなくなって、途方に暮れるんです。
私がやっているようにやってと言ったって、誰もできないわけですよ。

すごく運動神経の優れている人は、見ただけでもできる人もいるんですけれど、それって本当に100人に一人のレベルなんですね。
でも、100人のうち99人は見ただけじゃできません。それは着付けも同じなんですよね。
先生がやってるのを見せて、はいやってと言って出来る人なんて一握りもいるかどうかなんですよ。
その、見ただけではできない大多数の人にどうやって教えるか?できるようになるか?そのメソッドがすごいよかったです。

講師が見てできていないところを指摘して「こういうところを直しなさい」と言われても、
生徒はそういう風にやっているつもりはないので、どうしたら直るか分からないんですよね。
どうしたら直るのか教えてほしいのに、そこが悪いと、悪いところを教えてくれるだけで、どうしたら直るか教えてくれない。こうやればできるでしょと言われても、それができないから苦労しているんです。

こういう風な動きをしてみなさい。ほらできたでしょ。という鞠小路スタイルのやり方は本当に全然違います。太極拳の教え方も変わりました。

他にも、
着付けも太極拳も同じで、これらには専門用語がつきものです。
そして、教える人って結構専門用語を使うんですよね。そして、太極拳は初心者に中国語の動きが多いんですよ。
そんないきなり中国語で「しゃーしーどぅーびー」といわれても、???ですよね。
それはやっぱり日本語でちゃんといって欲しいですよね。
講師養成コースを受講してから、私は中国語で説明するときは、こういうことですよと説明するとか、
使う言葉はちゃんと説明して、みんなが覚えるべきことしかお伝えしないようにしています。
不用意に専門用語を使わないようにすると言うのは気を付けてやっています。
生徒さんからは好評です。なかなか自分の評価って分からないけれど、そういってくれる生徒さんがいるというのは嬉しいです。

こういうところは、太極拳や着付けにだけに言えることではないと思うんです。初心者さんに教えると言う点では一緒だと思います。

あとは、着付けの要をしっかりとらえているんだなというところ。
衿先の説明をするときに1㎝違うだけで違うなどもそうだと思います。
太極拳でもあるんですけれど、外してはいけない要があるんですね。
太極拳で言えば、それは重心をとることなんです。
武術と着付けって全然違うと思うんですけど、土台が基本。1カ所をおさえると、すべてが整う。そこをはずすと、見た目は同じように見えても体に対する効果や動きがまったく変わってくるんです。

 

最後に鞠小路スタイルについて何かひとことお願いします。

特に地方の着付け教室では、習っても着ないというのが普通だという現実があります。
ファッションとして普通に楽しめる教室、実践で着て出かける事ができる教室が意外となかったなかで、これからも、着付けを教えることを通して着物をリアルに楽しむ人を増やして欲しいです。

キモノレッスン緋衣

2011年1月、突然キモノの魅力にハマり
同年3月、大手着付け学院で習い始める
2013年3月 同学院師範科卒業
着付け師・着付け講師の免状を頂くが、このままでは人に教えられないと自覚
2014年4月 鞠小路スタイル講師養成講座東京教室へ
同年9月 講座を修了し、自宅で着付け教室を始める