新着情報

【専門家インタビューvol.6】ピアノ講師 塩出美加さん

 

鞠小路スタイルの着付けを体験してくださった 各業界の専門家の方に専門家視点から鞠小路メソッドを語ってもらうインタビュー。
第6回目は、ピアノ講師塩出美加さんです。

プロフィールを教えてください。

4才からピアノを始めて、大学を卒業後ヤマハのピアノ講師として10年くらい勤めました。ヤマハを退職した後は、ずっと個人で教えています。

音楽というのは感覚的なものです。ですが、ピアノの弾き方を感覚で教えてしまったら、全員を上手にすることはできません。
プロになる、ならないではなく、弾きたいと思った曲を弾けるようにしてあげるにはどうしたらよいか模索している中で「黒河メソッド」に出会いました。

image

黒河メソッドとはどんなものですか?

理論に裏付けされた、ピアノを弾くのに必要な筋肉を鍛えることにより基礎力をつけて、どんな人にでも弾けるようになるというメソッドです。教え方も感覚的なものではなく言葉を使って説明し、実践させていくというものです。

普通は、最初からいろんな曲を弾かせます。それはそれで楽しいのですが、基礎力を養っていないので、難しい曲になると弾けなくなってしまいます。
黒河メソッドでは、子供でゼロから始める場合はとにかく1個の単音から始めます。
最初の1~2年はほぼ曲を弾かない。「ドドド」とか「レレレ」とかそればっかりやるんです。とにかく正しく弾けるように筋肉を鍛えていくと、きちんと曲が弾けるようになるんですよ。
去年まで「ドドド」だったのに急にバッハを弾くということになるんです。


鞠小路スタイルのレッスンを受けようと思ったきっかけは何でしたか?

着付けは、他の教室で習っていたのですが、あまりきれいに着られませんでした。でも自分としてはどこに原因があるかが分からないので変えようがないんですよね。たまたまきれいに着られることがあっても毎回できるわけじゃない。

鞠小路スタイルの先生たちが書いたブログを読んでいたら、「きれいに着付けるには理由がある」っていう内容が書かれていたのにすごく興味を持ちました。
ピアノが理論に裏付けされた正しい方法で練習すれば弾けるようになるのと同じで、着付けも根拠のある手順なら、たまたまじゃなくていつもきれいに着られるようになるんじゃないかと思いました。


鞠小路スタイルの着付けを習ってみてどうでしたか?

一番最初にすごくびっくりしたのは、今まで習ってきたような「衿の幅は指ひとつ分」とかいうことを一切せずに「手をこうやって動かしてこうしたら、はい、できたでしょ」って言われて、本当にできてる!

「なんでできてるの?どうして?」と、とにかくびっくりしました。
器用な人じゃなくても、言われた通りに手を動かしたら着られる、これが理論に裏付けされているということなんですね。

その後に受講した講師養成コースでは、「教える」ということを言葉にしていくものでした。鞠小路スタイルのレッスンの進め方は、感覚的な言い方や曖昧な言い方はしないで、しっかりと言葉で伝えるので、どんな人にでも着られるようにしてあげる、ということができるんですね
感覚的にできてしまう人はそれでいいですが、そうじゃない人もいらっしゃる。どんな人にでもきっちりできるようにしてあげられる教え方だと思いました。

最後に鞠小路スタイルに一言お願いします。

今やっているきものの学校は、着付け教室の枠を超えてきもののことについても多くの人に知ってもらえるように発信しているので、これからも世界を広げていって欲しいです。

きものの学校では蚕の話しがよく出てきますね。
日本人の感覚は食べ物に対して命をいただくから「いただきます」と言う、ということを聞いたことがありますが、着物も蚕の命を頂いてできてるということを知ると大事に使おうと思いますよね。

生きてるものの命を頂いて自分たちが生かされてる、そういうものの考え方が日本人の文化の基礎にあると思うので、着物を通じて日本人の大事にしてきたものを思い出してもらえるように発信し続けてほしいです。

着付けや着物のことだけじゃなく、日本の文化や民族性というものにまで広がっていったらすごいなぁと期待しています。


塩出 美加

4才からピアノを始める
普通大学を卒業後、ヤマハ音楽システム講師を10年間務める。
退職後、現在まで個人でピアノ教室を開講。
黒河メソッドを用い、子供から大人まで教える。