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1月お正月の着物コーディネート

鞠小路スタイル講師のお正月の着物コーディネートをご紹介します。

ほぼ毎日着物を着ている講師たちの実際のコーディネート、着物選びやコーデ ィネートの参考にしていただければと思います。1月の講師それぞれのコーディネートで工夫した点を含めご紹介いたします。

お正月の着物コーディネートをお届けするのは、江原・小林・中尾・浅井です。

東京教室 江原のお正月着物のコーディネート

毎年お正月は主人の実家に家族が集まり、朱塗りの盃でお屠蘇をいただきます。
お家ですごすお正月ですが、お正月のしつらえに合わせて、お正月飾りにもよく使われている「松竹梅」の柄を取り入れました。
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古代中国では、一年中緑の葉を保つ松は色が変わらない不変性から長寿の象徴とされ、
日本でもおめでたい木として、お正月の年神様を迎えるための飾りである門松にも使われ
平安時代ごろから吉祥文様として文様化され使われ始めています。

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松と言っても様々な松の文様があり
この帯の松は、芽生えてまもない若い松を文様化したもので「若松」といいます。
枝先に新芽がついているのが特徴です。
平安時代に行われていた、今年初の子の日に無病息災を願う「子の日の遊び」というお正月行事にこの若松が使われており、それに由来するとされています。

他の時期に締めようと出してきてもあまりピンとこず、新しい年が始まるお正月に締めたくなる帯です。

 

 

 

 

 

 

東京教室 小林のお正月着物のコーディネート

お正月は長野の実家に帰る予定です。
兄弟の家族も帰省して、甥や姪がいるので、「子供たちと家で遊んで過ごすお正月」をテーマに、伝統的な日本のお正月遊びを取り入れたコーディネートにしてみました。

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今はなかなかやる人も少なくなっていますが、伝統的な日本のお正月遊びといえば、
凧揚げ、コマ回し、羽根つき、鞠つき、お手玉、福笑い、百人一首などがあります。
平安時代まで遡る歴史あるものや、いろんな願いや意味が込められているものもあります。

今回は女の子の遊び、手鞠に見立てて鞠の柄の着物を選びました。
手鞠は、平安時代の蹴鞠からきていて、お手玉のように女の子が遊ぶようになったと言われます。
江戸時代中期から織り糸の端を利用してつくられるようになり、糸の色が美しいので新年に女の子に送る風習ができたそうです。
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帯飾りには羽子板と、鞠の根付も付けました。

羽根つきは、宮中行事からきている遊びで、羽根の先端の黒い部分に「無患子(むくろじ)」という木の種が使われていて、「子が患わない」という語呂合わせから、魔除けとして1年の厄をはね、子供の健やかな成長を願うという意味があります。

羽子板は、縁起物として装飾がつけられるようになり、装飾品として武家が女児の誕生を祝って贈るようになり、女の子の初正月に贈る風習が生まれました。

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長野は部屋の中でも寒いので、羽織が必要です。
防寒対策もしっかりして、着物で子供たちとお正月を楽しみたいと思います。

 

京都教室 中尾のお正月着物のコーディネート

毎年お正月は四国・高知の実家に帰省します。
地元の神社へ初詣に行き、その後で親戚で集まって食事をします。

赤い色無地を選びました。
元々は両親が成人式の振袖として作ってくれたものです。

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けれども成人式は、インフルエンザで全部キャンセルになり、着ることができませんでした。その後、卒業式や友人の結婚式などで数回着て、自分の結婚後に袖を切り普通の着物になりました。
当時は「無地の振袖?」と不思議に思いましたが、今こうして着物の仕事をしているので、活かせて良かったと思います。

帯は、絞りの名門「藤娘きぬたや」の名古屋帯です。

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絞りの模様がとてもきれいです。

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小さい穴が見えるでしょうか?「杢目(もくめ)絞り」という、手の込んだ絞りの技術が使われています。職人さんが高齢になり、後継者不足で大変だそうです。着物の世界の厳しさも感じます。
お正月、着物を着て出かけることによって、和文化の良さを周りの人々にも伝える機会にもしていきたいです。

 

京都教室 浅井のお正月着物のコーディネート

新年をお祝いするパーティーでのコーディネートです。

カジュアルなパーティーなので、自由にコーディネートを考えます。

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松の柄でお正月に着たい着物です。

柄が多い印象の着物なので、はっきりとしたストライプの帯で引き締めました。

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この着物は全体的にグレーが多く、私が白い半衿で着ると寂しい印象になるのですが、

半衿もストライプにすることで、バランスが良くなりました。

また、お正月らしく梅のワンポイントを出しています。

普段に使うときは梅が内側に隠れるように縫い付けています。

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足袋も帯と同じ柄にして統一感を出しました。

カジュアルなパーティーでは格を気にせず、メンバーそれぞれの個性を出して着物を楽しむことも多いです。日常ではあまりしないような思い切ったコーディネートをすると、非日常感が出て楽しいものです。